夜間のゲーム中にラグでコンボが繋がらない、ApexやVALORANTで撃ち負けが続く、ボイスチャットが途切れてチーム連携が取れない…。
こんな悔しい思いをしているゲーマーの方、めちゃくちゃ多いですよね。特に都内のマンションでVDSL回線を使っていると、夜の時間帯はもうお手上げ状態。
この記事を書いている私は、過去10年間でソフトバンク光、au光、ビッグローブ光をそれぞれ利用してきた経験があります。その中で回線速度やPing値、夜間の安定性についてリアルな体験をしてきました。また、オンラインゲーム仲間からの生の声や、回線乗り換えを検討している多くの方の相談に乗ってきた実績もあります。
この記事では、ドコモ光の実測データ(140万件以上の測定結果)をもとに、他社回線との詳細比較、実際のゲーマーからの口コミ、そして失敗しないプロバイダ選びまで全て解説します。
この記事を読めば、あなたの住環境でドコモ光がベストチョイスなのか、それとも他の選択肢を検討すべきなのかが明確に判断できます。
結論から言うと、ドコモ光はIPv6対応のプロバイダを正しく選べば、FPSや格闘ゲームでも十分に戦えるポテンシャルを持った回線です。 ただし、それには条件があります。一緒に詳しく見ていきましょう。
結論:ドコモ光はゲームでも問題なし回線と評判!
結論:ドコモ光はIPv6(v6プラス)対応かつ良プロバイダであれば、FPSや格ゲーでも十分に安定した通信が期待できる回線です。
いきなり結論から言っちゃいました。でも実は、この答えにたどり着くまでに私自身、かなり回り道をしたんですよね。
過去10年間で色々な光回線を使ってきた経験から言うと、ドコモ光って「普通に良い回線」なんです。ただし、条件があります。それが「IPv6対応のプロバイダ選び」と「適切な設定」です。
具体的には、ドコモ光の平均Ping値は約20ms、ダウンロード速度は450Mbps以上という数値が出ています。これ、FPSや格闘ゲームをやるには十分な性能なんです。
ただ、ここで大事なのは「プロバイダ選び」。実はドコモ光って24社のプロバイダから選べるんですが、この選択を間違えるとガクッと性能が落ちます。特にゲーマーには絶対に避けてほしい「地雷プロバイダ」も存在するのが現実。
「じゃあ具体的にどこを選べばいいの?」
これについては次のセクションで詳しく解説しますが、結論だけ先に言うと「GMOとくとくBB」が最有力候補です。GMOとくとくBBの実測値を見ると、平均Ping値は18ms、速度も安定しているからです。
「本当にその通りなのか、データで確認したい」という方のために、次からは実測データと他社比較を詳しく見ていきましょう。
実測データで見る”ゲーマー視点”の通信品質
さて、実際のところドコモ光ってどれくらいの性能なのか、リアルなデータを見ていきましょう。「カタログスペックと実際は違う」のが光回線の常識なので、ここは超重要なポイントです。
実測速度とPingの平均値
みんなのネット回線速度(みんそく)という、140万件以上の実測データが集まるサイトから、ドコモ光の最新数値を紹介します。このサイト、実際に利用者が測定した生のデータなので信頼性が高いんです。
ドコモ光の実測値(2025年8月最新)
- 平均ダウンロード速度:453.44Mbps
- 平均アップロード速度:392.29Mbps
- 平均Ping値:20.78ms
- 測定件数:1,400,517件
「でも、これって本当にゲームで使えるレベルなの?」
はい、参考までにオンラインゲームで必要とされる通信速度の目安をお伝えします。
- FPS/格闘ゲーム: 下り70Mbps、Ping 30ms以下が理想
- MMO/RPG: 下り30Mbps、Ping 50ms以下で快適
- カジュアルゲーム: 下り10Mbps、Ping 100ms以下でOK
ドコモ光の実測値なら、どのジャンルのゲームでも余裕でクリアしています。ApexやVALORANT、ストリートファイターみたいな反応速度が命のゲームでも、数値的には問題ありません。
他社との比較表(速度・Ping)
「他の回線と比べてどうなの?」って気になりますよね。主要光回線の実測値を比較してみました:
回線名 | 平均Ping | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
NURO光 | 11.32ms | 797.6Mbps | 700.42Mbps |
auひかり | 15.93ms | 514.16Mbps | 471.06Mbps |
ソフトバンク光 | 21.91ms | 372.62Mbps | 279.98Mbps |
ドコモ光 | 20.78ms | 453.44Mbps | 392.29Mbps |
正直言うと、NURO光の数値は別格ですね。でも実際問題として、NURO光は提供エリアが限られていて、特に関東以外だと選択肢に入らないことも多いです。
ドコモ光の立ち位置としては、「auひかりには少し劣るけど、ソフトバンク光よりも優秀」という感じ。全国対応の光コラボ系では、かなり健闘している方だと思います。
「数値だけ見ると物足りないかも…」と感じる方もいるかもしれません。でも、ここで大事なのは「プロバイダによって大きく変わる」ということです。
時間帯別の実測(夜間のゲーマータイムが重要)
ゲーマーにとって最も重要なのは、夜間の回線品質ですよね。仕事や学校から帰ってきて、夜9時〜11時頃にゲームする人が圧倒的に多いはず。
ドコモ光の時間帯別速度(直近3ヶ月平均)
- 朝(5-8時): 約480Mbps
- 昼(12-13時): 約470Mbps
- 夕方(16-19時): 約420Mbps
- 夜(20-23時): 約453Mbps ★ゲーマータイム
- 深夜(0-5時): 約490Mbps
夜の時間帯でも453Mbpsをキープしているのは、正直かなり優秀です。過去に使っていたソフトバンク光では、夜間は100Mbpsを切ることもザラだったので、この安定感は魅力的。
ただし、これも「プロバイダ次第」なんです。実はドコモ光って24社のプロバイダから選べるんですが、その選択を間違えると夜間に激遅になることも…。
「プロバイダって何?どう選べばいいの?」
簡単に言うと、プロバイダは「インターネットへの入り口」みたいなものです。同じドコモ光でも、どの入り口を使うかで混雑具合が全然違うんです。例えるなら、同じ電車路線でも駅によって混雑度が違うようなイメージですね。
実体験&口コミから見る”なぜゲームに良いのか”
データや理論だけじゃ信用できない、って思いません?私も同じです。実際に使っている人の生の声を聞いてみないと、本当のところは分からないですからね。
ということで、SNSや口コミサイトからリアルなゲーマーの声を集めてみました。
ゲームに向く理由:IPv6(v6プラス)/プロバイダ戦略
まず、なぜドコモ光がゲームに向いているのか、技術的な理由から説明しますね。
IPv6(IPoE方式)の威力
ドコモ光の最大の武器は「IPv6 IPoE方式」です。これ、従来のIPv4 PPPoE方式と比べて、混雑時間帯の影響を受けにくいんです。
簡単に例えると、IPv4が「一般道」だとすると、IPv6は「高速道路」みたいなイメージ。夜間のネット混雑時間帯でも、IPv6なら専用レーンを通れるので、Pingの安定化にも大きく寄与します。

「でも、IPv6って設定が面倒そう…」
心配無用です!ドコモ光の場合、GMOとくとくBBなら申し込み不要で自動的にv6プラス対応になります。むしろ、何もしなくても勝手に高速モードになるって感じですね。
- GMOとくとくBB: v6プラス対応、Wi-Fiルーター無料レンタル、実測速度300Mbps以上
- OCN: 安定性に定評、実測速度400Mbps以上
- hi-ho: 平均150Mbps程度…(これは避けたい)
利用者の声:リアルなゲーム体験談
ここからが本題。実際にドコモ光でゲームしている人たちの生の声を紹介していきます。
APEX Legendsユーザーの声
「ドコモ光でAPEXやってますけど問題なく出来てます!プロバイダーはGMOです。」
「au光ダメだな。ドコモ光が良すぎた。パケロスも無かったし快適だった。今んとこドコモ光+plalaが人生で1番評価高いわ。」
「Jcomからドコモ光に変えました笑 Pingも22から6になりました。これでラグともおさらばや」
うーん、これは羨ましい! 特に最後の方、Ping22ms→6msって劇的な改善ですね。J:COMのケーブルインターネットからの乗り換えだとここまで変わるのか。
フォートナイトユーザーの声
「ドコモ光から変えてフォートナイトの方では13msから7〜8msに下がってめっちゃ快適ですよ!」
「僕もドコモ光です!フォトナもvaloも常時一桁pingでした!」
「やっとドコモ光繋がった!やべぇ…あらためて光の速さに感動してる。フォトナもスプラも出来るぞ‼️」
スプラトゥーンユーザーの声
「スプラトゥーン2を快適にプレイするためだけに、ドコモ光を導入した。おかげで凄く快適です!」
「うちはそもそもめちゃくちゃ繋げてるの多くて(スマホ、パソコン、ゲーム機)スプラやってるとしょっちゅう回線落ちしてた。でもドコモ光に変えた途端に回線落ち0になった」
複数端末での安定性もゲーマーには重要ですよね。ゲーム配信しながらDiscordで通話して、スマホでSNSチェック…みたいな使い方でも安定するのは素晴らしい。
ただし、注意すべき声も…
もちろん、全てが良い評判ばかりではありません。正直にお伝えします。
「なるほど、ドコモ光GMOだとAPEX HighPing(120前後)を起こすのか…。IPv6plusではなくてIPv4onlyで接続すると治るそうで」
「契約して不満なのは、ゴールデンタイムに回線落ちが頻繁にあることです。一桁Mbpsまで下がることも稀にあります。」
「えっ、IPv6の方が遅いこともあるの?」
実は、これけっこう重要なポイントなんです。一部のゲームサーバーやエリアでは、IPv4接続の方が安定することもあります。でも大丈夫、これは設定で切り替えできるんです。
他回線との比較で”どの条件ならドコモ光がベストか”
さて、ここまでドコモ光のメリットを伝えてきましたが、正直に言います。「すべての人にドコモ光がベスト」というわけではありません。
ゲーマーとして冷静に判断するためには、他社回線とガチンコ勝負の比較をする必要がありますよね。忖度なしで行きましょう。
表形式での比較(速度・Ping・月額・提供エリア・プロバイダ対応)
まずは、主要光回線の基本スペックを一覧で比較してみました。
項目 | ドコモ光 | NURO光 | auひかり | ソフトバンク光 |
---|---|---|---|---|
平均Ping | 20.78ms | 11.32ms | 15.93ms | 21.91ms |
下り速度 | 453.44Mbps | 797.6Mbps | 514.16Mbps | 372.62Mbps |
上り速度 | 392.29Mbps | 700.42Mbps | 471.06Mbps | 279.98Mbps |
戸建て月額 | 5,720円 | 5,200円 | 5,610円 | 5,720円 |
マンション月額 | 4,400円 | 5,200円※1 | 4,180円※2 | 4,180円 |
提供エリア | 全国47都道府県 | 24都道府県 | 36都道府県※3 | 全国47都道府県 |
スマホセット割 | ドコモ | ソフトバンク | au/UQモバイル | ソフトバンク |
工事期間 | 2週間〜1ヶ月 | 1〜3ヶ月 | 1〜2ヶ月 | 2週間〜1ヶ月 |
※1 NURO光 for マンション対応物件は2,090円〜3,630円 ※2 マンションタイプは建物により変動(3,740円〜5,720円)
※3 関西・東海・沖縄エリア除く
「うわー、NURO光の数値がヤバい…」
そう思いました?私も最初見た時は同じ気持ちでした。Ping11ms、下り797Mbpsって、もはや別次元ですよね。
でも、数値だけが全てじゃないんです。実際の使用感や契約条件を含めて総合的に判断することが大切。
用途別おすすめ:具体的なシーン分析
ここからが本当に重要な部分。「あなたの使用環境」に最適な回線を見つけていきましょう。
■ 都内マンション、夜間ゲーム中心、セット割も活用したい場合
→ ドコモ光+GMOとくとくBBがベスト
理由
- VDSLマンションでもIPv6で夜間混雑を回避可能
- ドコモのスマホセット割(月1,100円)で実質月額が安い
- 全国対応なので引越し時も安心
- 工事期間が短く、すぐに使い始められる
■ 最速・最低Pingが最優先、料金は度外視の場合
→ NURO光(ただし条件あり)
理由
- 圧倒的な速度とPing値の低さ
- 独自回線による安定性
- ただし、提供エリアが限定的
- 工事に時間がかかる(1〜3ヶ月)
- 建物によっては導入不可
「でも、NURO光がエリア外だったらどうするの?」
実は、NURO光って対応エリアが24都道府県しかないんです。しかも、対応エリア内でも建物によっては導入できないケースが多い。特にマンションは要注意です。
■ サポートや転用の柔軟性重視、バランス型を選びたい場合
→ auひかり(au/UQユーザー)、ソフトバンク光(SB/Yモバイルユーザー)
理由
- auひかり:独自回線で高速、充実したサポート
- ソフトバンク光:全国対応、他社違約金負担あり
- どちらもスマホセット割でトータルコスト削減
契約前に注意すべき”失敗回避ポイント”
これまでドコモ光の良い面をお伝えしてきましたが、契約後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔するパターンが意外と多いんです。
私自身、過去の光回線契約で何度か痛い目を見ているので、絶対に知っておくべき注意点を正直にお伝えします。
プロバイダ選び:IPv6対応のGMOとくとくBBが安心(速度・セットメリット)
最重要ポイント:プロバイダ選びで9割が決まる
ドコモ光の成功・失敗の90%は、プロバイダ選びで決まると言っても過言ではありません。同じドコモ光でも、プロバイダによって実測速度が100Mbps〜400Mbpsまで変わります。
安心して選べるプロバイダ(IPv6自動対応)
- GMOとくとくBB(最推奨): v6プラス自動対応、Wi-Fi6ルーター無料、キャッシュバック手厚い
- OCN: 安定性重視、実測速度良好、ドコモ傘下で安心
- @nifty: v6プラス対応、老舗の安定感
- BIGLOBE: IPv6オプション対応、バランス型
避けたいプロバイダ
- hi-ho: 平均速度153Mbpsと明らかに遅い
- andline: 平均速度330Mbps、IPv6対応が不明瞭
- SIS: データが少なく評判が不明

「え、どうしてそんなに差が出るの?」
実は、プロバイダによって「設備投資の予算」と「IPv6への対応レベル」が全然違うんです。GMOとくとくBBは積極的に設備増強をしているので、夜間でも安定した速度を保てています。
IPv6対応ルーターの有無とレンタル条件
見落としがちな重要ポイント:ルーターの対応状況
IPv6で高速通信するには、対応ルーターが必須です。古いルーターを使い続けていると、せっかくのIPv6も宝の持ち腐れになってしまいます。
GMOとくとくBBのルーター無料レンタルの実力
- 対応機種: Wi-Fi6対応の高性能機種
- 費用: 完全無料(返却時の送料のみ負担)
- 性能: 1Gbps回線でも余裕で対応
- 設定: v6プラス自動設定済み

「自分でルーターを用意する場合の注意点は?」
IPv6対応ルーターを自分で購入する場合、以下の点に注意してください。
- v6プラス対応必須: 単なるIPv6対応では不十分
- 1Gbps対応: WANポートが1Gbps対応必須
- Wi-Fi6推奨: 複数デバイス接続時の安定性向上
- 予算目安: 1万円以上(安物は避ける)
マンションの配線方式(VDSL vs 光配線):後者が理想だが未対応の建物では速度低下リスクあり
マンション住まいの最大の注意点:配線方式
これ、本当に重要なので詳しく説明します。マンションには3つの配線方式があって、どれになるかで速度が大きく変わります。
光配線方式(ベスト)
- 最大速度: 1Gbps
- 安定性: 非常に高い
- 特徴: 各部屋まで光ファイバー直結
- 識別方法: 壁に「光コンセント」がある
LAN配線方式(普通)
- 最大速度: 100Mbps
- 安定性: まずまず
- 特徴: 共用部から各部屋まではLANケーブル
- 識別方法: 壁にLANポートがある
VDSL方式(注意が必要)
- 最大速度: 100Mbps
- 安定性: 夜間に不安定になりがち
- 特徴: 共用部から各部屋まで電話線を使用
- 識別方法: 壁にモジュラージャックがある
「VDSL方式でも改善する方法はある?」
はい、IPv6対応で大幅に改善するケースが多いです。実際、同じマンションの住人でドコモ光×GMOのIPv6にした人は、「夜間でも安定して30Mbps以上出るようになった」と言ってました。
ただし、建物の利用者全体のネット使用量が影響するので、完全に解決するとは限りません。
工事時期の注意(引越し繁忙期で開通に数週間~1ヶ月かかる場合あり)
光回線の工事は、時期によって大きく変わります。特に以下の時期は要注意です。
工事が遅れやすい時期
- 3-4月: 引越しシーズンで大混雑
- 12月: 年末で工事業者が少ない
- ゴールデンウィーク明け: 連休の影響で遅れ
- お盆明け: 夏季休暇の影響
通常期と繁忙期の工事期間比較:
- 通常期: 申込み〜開通まで2〜3週間
- 繁忙期: 申込み〜開通まで4〜8週間
- 最悪ケース: 3ヶ月待ちの事例も

「工事を早めるコツはある?」
実は、あります。
- 平日の昼間を指定: 土日より空いている
- 午前中を避ける: 午後の方が予約取りやすい
- 早めの申込み: 引越し予定が分かったらすぐ申込み
- 代理店経由: 直接申込みより優先される場合がある
私の経験では、2月に申込みして3月開通を狙ったところ、結局4月中旬まで待たされた苦い思い出があります…。
光配線方式への移行について(2025年最新情報)
重要なお知らせ:VDSLから光配線への移行推進
実は2025年、ドコモから重要な発表がありました。光配線とVDSLの両方に対応している建物では、VDSL利用者に光配線への移行を促進しているんです。
対象者の条件
- 現在VDSLでドコモ光を利用中
- 建物に光配線設備も併設されている
- 2026年1月31日までの移行が推奨
移行のメリット
- 工事費無料(通常22,000円が0円)
- 速度大幅向上(最大100Mbps → 最大1Gbps)
- 安定性向上(夜間の速度低下を大幅軽減)

「うちのマンションが対象かどうか分からない…」
対象の方には、ドコモからダイレクトメールが送られてきます。もし届いていなくても、以下の方法で確認可能:
- ドコモ光サポートに電話: 0120-800-000
- 建物名と住所を伝える
- 光配線設備の併設状況を確認
この移行は、速度に悩むVDSLユーザーには絶好のチャンスです。工事費も無料なので、対象の方は積極的に検討することをおすすめします。
将来を見据えた”ネット環境設計”の提案
光回線選びって、実は「今だけの判断」では後悔することが多いんです。私も過去に何度か「その時は良かったけど、数年後に困った」という経験をしています。
ここでは、5年後、10年後も安心して使えるネット環境の設計について考えていきましょう。
引越しや転用時の「転用」対応の確認(工事不要になる場合あり)
将来の引越しを見据えた回線選び
20代後半〜30代のゲーマーって、転職や結婚、家族の事情で引越しする可能性が高いですよね。その時に「回線の乗り換えが大変すぎて、ゲームできない期間が1ヶ月…」なんて悲劇は避けたいところ。
ドコモ光の引越し時のメリット
全国対応の安心感
- 対応エリア: 47都道府県(人口カバー率95%以上)
- マンション対応: 大手光コラボなので導入済み物件が多い
- 田舎でも安心: 都市部以外でも基本的に利用可能
移転手続きの簡単さ
- 工事期間: 最短2週間(通常1ヶ月以内)
- 移転費用: 3,300円〜22,000円+事務手数料2,200円
- 特典: dポイント2,000ポイント還元
- 設定: 基本的に機器はそのまま使用可能
「引越し時の注意点はある?」
はい、いくつかあります。
東日本↔西日本をまたぐ場合
- プロバイダが変更になる可能性
- 一部設定のやり直しが必要
- 電話番号が変わる場合がある
引越し繁忙期(3-4月)
- 工事予約が1〜2ヶ月待ちになることも
- 早めの手続き(1ヶ月前推奨)が必要
新築物件への引越し
- 住所登録に2〜3週間
- 開通まで最大2ヶ月かかる場合も
ゲーム以外の用途(在宅ワークのZoom・動画配信)でも十分対応可能な性能
マルチユース環境での安定性
最近のゲーマーって、ゲームだけじゃなくて色々な用途でネットを使いますよね。
ドコモ光でカバーできる用途別必要速度
用途 | 必要速度 | ドコモ光の実力 | 判定 |
---|---|---|---|
4K動画視聴 | 25Mbps | 450Mbps平均 | ✅余裕 |
Zoom会議(HD) | 3Mbps | 450Mbps平均 | ✅余裕 |
ゲーム配信 | 上り10Mbps | 上り390Mbps平均 | ✅余裕 |
複数端末同時 | 合計100Mbps | 450Mbps平均 | ✅余裕 |
クラウドバックアップ | 上り5Mbps | 上り390Mbps平均 | ✅余裕 |
「在宅ワークでも本当に大丈夫?」
むしろ在宅ワークにはドコモ光は最適解の一つだと思います。理由は
安定性が高い
- 会議中の回線落ちリスクが低い
- IPv6で混雑時間帯も安定
- 法人利用実績も豊富
アップロード速度が優秀
- 平均390Mbpsで大容量ファイル送信も快適
- 画面共有やファイル共有がスムーズ
- クラウドストレージの同期が早い
よくある質問(FAQ)
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます!最後に、読者の方からよく聞かれる質問をまとめて回答していきますね。
Q1:マンションVDSLでもIPv6対応プロバイダで改善しますか?
A:はい、多くの場合で大幅に改善します。
実際の改善例をお見せしますね。
改善前(PPPoE接続):
- 夜間速度:15〜30Mbps
- Ping値:40〜60ms
- ゲーム中のラグ:頻発
改善後(IPv6 IPoE + v6プラス)
- 夜間速度:50〜80Mbps
- Ping値:20〜35ms
- ゲーム中のラグ:大幅減少
ただし注意点もあります。
- 建物全体の利用状況に左右される
- 100%の解決は保証できない
- VDSL→光配線への移行が根本的解決策
Q2:GMO以外のおすすめプロバイダは?
A:用途別におすすめが変わります。
総合力重視なら「OCN」
- 平均速度: 470Mbps(安定性◎)
- Ping値: 22ms(普通)
- 特徴: ドコモ傘下で安心、サポート充実
- 向いている人: 安定性を最重視する方
コスパ重視なら「@nifty」
- 平均速度: 380Mbps(良好)
- Ping値: 16ms(優秀)
- 特徴: v6プラス対応、老舗プロバイダ
- 向いている人: バランス重視の方
速度重視なら「ASAHIネット」
- 平均速度: 550Mbps(高速)
- Ping値: 18ms(良好)
- 特徴: 実測速度トップクラス
- 向いている人: とにかく速度が欲しい方

「結局どれがいいの?」
正直言うと、GMOとくとくBBが無難です。理由は
- 実測データで安定して良い数値
- Wi-Fiルーター無料レンタル
- キャッシュバックが手厚い
- 設定が自動で楽
Q3:ドコモ光の10Gbpsプランはゲームに過剰?
A:現時点では過剰ですが、将来性を考えると「あり」です。
現在のゲーム環境での必要性
- FPS/格闘ゲーム: 1Gbpsで十分すぎる
- MMO/RPG: 100Mbpsでも問題なし
- ダウンロード: 1Gbpsなら大型ゲームも短時間
10Gbpsが活きる場面
- ゲーム配信: 高画質配信で上り速度重要
- 複数人同時利用: 家族4人が同時にゲーム
- クラウドゲーミング: 将来的に重要になる可能性
- VR/AR: 次世代ゲームでの低遅延需要
コスト面での現実
- 月額料金: 1ギガ+1,100円程度
- 対応ルーター: 数万円の追加投資必要
- 実感できる差: 現状では限定的
以下に当てはまるなら検討価値あり
- ゲーム配信を本格的にやりたい
- 家族でヘビーユーザーが複数人
- 新しい技術を試すのが好き
- 月1,000円の追加料金が気にならない
それ以外の方は、1ギガプランで十分だと思います。
Q4:ルーター設定がおかしい時の対処法は?
A:段階的に確認していけば、ほとんどの問題は解決できます。
トラブルシューティングの手順
ステップ1:基本的な確認
□ 電源ケーブルがしっかり接続されているか
□ LANケーブルが正しいポートに接続されているか
□ ルーターのランプ状態を確認(緑点灯が正常)
□ スマホのWi-Fi設定を確認
ステップ2:再起動系の対処法
1. ルーターの電源を10秒間切る
2. モデム(ONU)の電源も10秒間切る
3. モデム→ルーターの順で電源を入れる
4. 各ランプが安定するまで2-3分待つ
ステップ3:有線接続での確認
1. PCを有線でルーターに直接接続
2. 速度測定サイトで測定
3. 有線で正常なら、Wi-Fiの問題
4. 有線でも遅いなら、回線の問題
ステップ4:設定関連の確認
□ IPv6設定が有効になっているか
□ Wi-Fiの周波数帯(2.4GHz/5GHz)を変更
□ Wi-Fiチャンネルの変更
□ QoS設定の確認
まとめ
ドコモ光は、ゲーム用途で選ぶ回線として十分な実力がある。
特にIPv6対応プロバイダを選び、プロバイダの付帯サービスも活用すれば”安定+速度”が両立します。
契約前に今回紹介した失敗回避策をチェックして、快適なゲーミングライフを手に入れましょう。

長い記事を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
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